「ボロボロだった」。
面接を終えた直後、そう感じたのはどんな場面でしたか。
答えに詰まった、予想外の質問が来た、面接官が無表情だった。
「面接ボロボロでも受かった」という声も聞きますが、そもそも「ボロボロ」の基準は人によってかなり違います。
落ち込む気持ちは、自然なものです。
ただ、結果が出るまでの数日間にも、できることはあります。
本文では、手応えと結果がずれる理由、日数別の過ごし方、問い合わせメールの例文を紹介します。
※本記事は広告(PR)を含みます。
この記事でわかること
- 面接で「手応えなし」でも内定が出た人の割合
- 転職の面接官が重視しているポイント
- 「ボロボロなのに受かった」「受かったと思ったのに落ちた」が起きる理由
- 結果待ちの日数別の動き方と、そのまま使える問い合わせメール
- 落ちたときの立て直し方
面接ボロボロでも受かった例はある|「ボロボロだった」は自己採点
実は、面接のあとに感じる手応えは、あくまで自分がつけた点数です。
実際の評価と同じとは限りません。
そこで、まず調査の数字を見てみましょう。
ゼロアクセルが運営する「ココモーラ」は、2026年5月に、転職経験者150人へインターネット調査を行いました。
内定が出た面接での手応えは、次のとおりでした。
- 「特になかった」:38%
- 「なんとなくあった」:24.67%
- 「明らかにあった」:19.33%
つまり、内定が出た人の約4割が、手応えを感じていませんでした。
ただし、この調査は内定が出た人だけが対象です。
そのため、手応えがあったのに落ちた人の割合までは分かりません。
それでも、「手応えがない=不合格」とは言い切れないことは、読み取れます。
① 「ボロボロ」の基準は人によって違う
「ボロボロ」と感じる場面は、人によってさまざまです。
たとえば、次のような場面が挙げられます。
- 質問の答えに詰まった
- 想定外の質問に、うまく答えられなかった
- 面接が予定より早く終わった
- 面接官の反応が薄く感じた
ただ、どれも実際の評価とは別の話です。
なぜなら、面接官の反応や時間の長さは、面接のやり方にも左右されるからです。
② 終わった直後は、うまくいかなかった部分ばかり目につく
まず、面接が終わると緊張がゆるみます。
すると、言えなかったことや言い間違いが、頭に残りやすくなります。
一方で、きちんと答えられた部分は、意識に残りにくいものです。
だからこそ、直後の自己採点は、厳しくなりがちだと言えます。
「ボロボロだった」と感じたのは、それだけ真剣に向き合った証拠でもあります。

転職の面接官は、どこを見ている?
では、転職の面接官は何を重視しているのでしょうか。
doda「採用担当者のホンネ-中途採用の実態調査」(2025年9月、採用に関わる2,000人)を見てみましょう。
面接で重要と思う内容を、複数回答で聞いた結果です。
表1:面接で重要と思う内容(採用担当者・複数回答)
| 順位 | 項目 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 受け答えの仕方 | 51.1% |
| 2位 | 誠実さ・素直さ | 47.4% |
| 3位 | 経験 | 44.0% |
| 4位 | 転職理由 | 43.9% |
| 5位 | 志望動機 | 43.1% |
この表から、次の2点が読み取れます。
- 「受け答えの仕方」と並んで、「誠実さ・素直さ」も上位にある
- 経験・転職理由・志望動機といった「話の中身」も、同じくらい見られている
① 受け答えの仕方だけが見られているわけではない
たしかに、1位が「受け答えの仕方」だと、流ちょうに話せなかった自分を責めたくなります。
しかし、2位には「誠実さ・素直さ」が入っています。
ココモーラの調査でも、面接官に刺さった発言の1位は「素直さ・率直さ」で、44.67%でした。
そのため、多少つかえても、誠実に答えようとする姿勢は評価される可能性があります。
② 転職理由・志望動機・経験の「筋」が通っているか
では、もう一つ大切なものは何でしょうか。
それは話の中身です。
転職理由、志望動機、経験の3つが、一本の線でつながっているかが見られます。
たとえば、前職で何があったのか、だから次は何をしたいのか、という流れです。
しかも、この3つは言葉に詰まっても、筋さえ通っていれば伝わります。
転職理由の伝え方に迷う方は、こちらも参考になります。
👉 関連記事:退職理由は嘘でもいい?おすすめの建前7選とバレない伝え方|例文付き
③ 一部のミスは、評価の一部にすぎない
そもそも、面接は1つの質問で決まるものではありません。
受け答え、誠実さ、経験、転職理由、志望動機を、総合して見られます。
そのため、1つの質問でつまずいても、ほかの部分で挽回できます。
ボロボロだと感じた場面は、全体の中の一部にすぎません。
言い間違えた自分を、責めすぎなくて大丈夫です。
手応えと結果がずれる理由|「ボロボロ→受かった」「受かったと思ったのに落ちた」
実は、手応えと結果は逆の方向にもずれます。
ここでは、両方のパターンを整理します。
表2:手応えと結果がずれる主な理由
| パターン | 起こりうる理由 | 見直すポイント |
|---|---|---|
| ボロボロ→受かった | 自己評価が厳しすぎた。評価の中心(誠実さ・経験の筋)は押さえられていた | 自己採点より、実際に答えた内容を振り返る |
| 受かったと思った→落ちた | 会話は弾んだが、経験や条件が募集要件と合わなかった。ほかの候補者が上回った | 話の弾みより、経験・志望動機の筋を振り返る |
① 面接ボロボロでも受かったケースが起きる理由
まず、自己評価が厳しすぎた場合があります。
また、うまく話せなくても、誠実さや経験の筋が伝わっていた場合もあります。
つまり、ボロボロに感じた部分と、評価された部分が別だった、ということです。
② 「受かったと思ったのに落ちた」が起きる理由
一方で、話が盛り上がっても、不合格になることがあります。
なぜなら、採用はほかの応募者との比較や、募集条件との相性でも決まるからです。
そのため、面接の雰囲気だけでは、結果を読み切れません。
落ちたからといって、あなたの人柄が否定されたわけではありません。
③ 手応えより、「評価の中心」を押さえたかを自己チェックする
そこで、手応えの代わりに、次の5つで振り返ってみましょう。
- 転職理由を、前向きな一文で話せたか
- 志望動機を、自分の言葉で話せたか
- 経験を1つ、具体的に話せたか
- 分からない質問に、取り繕わず答えたか
- 逆質問をして、関心を示せたか
3つ以上当てはまれば、評価の中心は押さえられている可能性があります。
ただし、これはあくまで目安であり、合否を保証するものではありません。
自分を採点するより、できたことを数えるほうが、次の一歩は軽くなります。
筆記試験でうまくいかなかったと感じた日の考え方も、同じ視点でまとめています。
👉 関連記事:「中途採用の筆記試験ボロボロ…」でも受かる?原因と挽回策3つ
結果待ちの1週間|日数別の過ごし方と問い合わせの目安
とくに、結果が出るまでの時間は、不安が大きくなりやすい期間です。
リクルートエージェントの解説では、合否連絡は平均的に1週間程度とされています。
早ければ面接中や翌日、遅い場合は2週間〜2か月後のこともあります。
表3:結果待ちの日数別・やること
| タイミング | やること |
|---|---|
| 面接当日 | 質問と自分の答えを、メモに書き出す |
| 2〜4営業日 | 並行して、ほかの応募を進める。メールと着信を確認する |
| 5〜7営業日 | 引き続き、ほかの応募を止めない |
| 1週間経過後 | 問い合わせメールを送る |
| 2週間以上 | 連絡を待ちつつ、別の選択肢を進める |
① 面接当日は、振り返りメモを書く
記憶が新しいうちに、聞かれたことと答えたことを書き出します。
うまく答えられた点も、必ず1つは書いてください。
自己採点が厳しいままだと、次の面接でも自信を失いやすいからです。
② 結果待ちでも、応募は止めない
たとえば、結果を待つだけだと、気持ちが面接の1点に集まります。
その結果、落ち込みも大きくなりがちです。
一方で、並行して別の応募を進めておけば、結果に左右されにくくなります。
\結果待ちの間も、動きを止めたくない方へ/
一社の結果だけを見ていると、
気持ちが落ち着かなくなります。
いまの結果に関係なく、
選択肢を知っておくことは無駄になりません。
③ 1週間たったら、問い合わせメールを送る
まず、連絡の期日が決まっていない場合は、1週間を過ぎた時点が問い合わせの目安です。
日数は、土日祝日を除く営業日で数えます。
メールを送って1〜2日たっても返信がなければ、電話での確認が勧められています。
問い合わせメールは、次のような形で十分です。
件名:面接結果のご連絡について(氏名)
〇〇株式会社 採用ご担当者様
お世話になっております。〇月〇日に面接を受けた〇〇〇〇です。
先日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
選考結果について、現在の状況を教えていただけますでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
このとき、催促のような言い方を避け、状況を尋ねる形にしています。
結果が遅いのは、必ずしも不採用のサインではありません。
返事を待つ日々は、思った以上に心が疲れるものです。
眠れない夜があっても、おかしなことではありません。
受かったと思ったのに落ちたときの立て直し方
もし不採用になっても、そこで終わりではありません。
次の面接に向けて、3つのステップで立て直しましょう。
① 事実を整理する
まず、聞かれたこと、答えたこと、詰まったことを、事実だけ書き出します。
なお、感想や自己評価は、いったん横に置きます。
② 落ちた理由を、決めつけない
実際、不採用の理由は伝えられないことも多くあります。
そのため、自分の性格や能力のせいだと、決めつけないでください。
ほかの応募者との比較や、条件の相性が原因の場合もあるからです。
③ 次の面接の準備に、30分だけ使う
そして、振り返りが済んだら、次の面接の準備に進みます。
完璧を目指さず、転職理由・志望動機・経験の3つの骨組みだけを整えれば十分です。
うまくいかなかった日も、次の面接につながる大事な1日です。
👉 関連記事:面接準備しない方がいい?転職で明日でも間に合う3つの骨組みと30分対策
\一人で振り返っても、
堂々巡りになってしまう29歳以下の方へ/
面接のたびに落ち込むなら、
第三者と一緒に整理する方法もあります。
スタッフ全員が20代で転職を経験した人なので、
同じ目線で話を聞いてもらえます。
まとめ|面接ボロボロでも受かった例はある。結果が出るまで、できることを続けよう

面接ボロボロでも受かった、という例は珍しくありません。
ココモーラの調査では、内定が出た人の38%が「手応えは特になかった」と答えています。
また、面接官は受け答えだけでなく、誠実さや話の筋も見ています。
そのため、結果が出るまでは、振り返りメモを書き、ほかの応募も進めましょう。
1週間たっても連絡がなければ、問い合わせメールを送って大丈夫です。
うまくいかなかった日があっても、あなたの価値が下がるわけではありません。
今日は、まず一息ついてください。
\面接のたびに自信を失ってしまう30〜40代の方へ/
「また同じように落ちるのでは」と不安になるときは、一度、頭の中を整理するだけでも違います。
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よくある質問(FAQ)
- 面接ボロボロでも受かったという話は、本当にありますか?
-
あります。ココモーラの調査では、内定が出た面接で「手応えは特になかった」と答えた人が38%でした。
ただし、この調査は内定が出た人が対象で、受かる確率を示すものではありません。
手応えだけで結果を決めつけないことが大切です。 - 手応えがなかったら、もう諦めたほうがいいですか?
-
諦める必要はありません。
結果が出るまでは、ほかの応募を進めながら待ちましょう。
並行して動いておけば、結果がどちらでも気持ちが楽になります。 - 結果の連絡が来ないのは、不採用のサインですか?
-
必ずしもそうとは限りません。
リクルートエージェントの解説では、連絡は平均1週間程度で、遅い場合は2週間〜2か月後もあるとされています。
1週間たったら、営業日で数えて、問い合わせメールを送ってみましょう。 - 落ち込んで、次の面接に気が向きません。どうすればいいですか?
-
まず、振り返りメモに、できた点を1つ書いてください。
そのうえで、次の面接の準備は30分だけにしましょう。
気持ちが重い日は、一人で抱えず、第三者に話すのも一つの方法です。

