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発達障害 [学習障害者] 進学と就職のキーポイント その3

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読み書き障害者の就職で考えること。2つ

学習障害の読み書き障害者にとって就職で一番ん心配することが、字が読めないということです。
会社勤めにしろ、何かしらの仕事につくにしろ、字が読めないけど大丈夫だろうかと考えてしまいます。

私も親としてどうしてあげればいいのか、迷いつつも2つのことを考えました。

1.本人の特性を活かした仕事を考える。

親から見て、また本人もこれならと思える職種を絞っていくといいと思います。

息子は幸いにも車に興味を持っていました。ユーチューブなどでエンジンの構造などを見るだけで理解していったようです。
何か一つのことに一生懸命になれること、遊びでも趣味でも、小さい頃から本人が一つのことに取り組んでゆく事ができるものを、見つけられると大きなポイントになると思います。

息子も小学生に少林寺拳法、中学生のころにはサッカーに興味を持ちました。高校の時はドラム教室にも少しでしたが通いましたが、何かに取り組んでいく姿勢は応援してあげてほしいと思います。
本人のやる気を少しでも形にできれば、将来取り組みたい一歩の気持ちが、大きな行動へと変わることを期待したいのです。

興味を持ったことに将来社会人として活かしていく種になればと思います。

息子は高校卒業後、ガソリンスタンドの従業員として、勤めにつきました。
そんなに大きなガソリンスタンドの会社でなかったので、勤めて半年もしないうちに、一人で早朝の開店準備や閉店の処理など、学校を卒業して1年もたたないこんな若い子に、よくぞ店を任せるなとびっくりしていました。

息子の話では、真剣に習っておいたら良かったと思ったのが、パソコンの授業だったそうです。
特にエクセルは、しっかり学んでおいたほうが、今の世の中には、大変役立つ一つのスキルだということみたいです。

お客様から領収書をきるとき苦労したのが、名前を口頭で伝えられることです。
言われても書けません。
その時は、お客様にメモに名前を書いてもらい、それを見て写していたということです。
少し勇気が必要かもしれませんが、恥ずかしがらず知恵を生かして、その場をしのいでいたみたいです。

社内研修でも、資料をみて読み合うときがあります。その時は、正直に読めないところは読めませんと、恥ずかしかったと思いますが正直に言ったそうです。それで何か会社での対応が冷たくなったとか聞きませんでしたし、逆に配慮をしていただいたようです。

2.本人がやってみたいと思える仕事を考える。

ガソリンスタンドに勤めた息子ですが、わずか数年で会社が倒産してしまいました。
幸い妻の親戚に、車の板金塗装のお店にタイミングよく採用していただけました。

しかしそこの勤めも数年で何か思うふしがあり、地元を離れてある都会に出向きました。
そこでは、飲食店に勤めるようになりました。勤めてしばらくして、そこで趣味で買ったカメラでお店のスナップ写真を撮るようになりました。それが切っ掛けで、ある時期からお店のホームページに、息子の写真を掲載するようになりました。

それが一つの転機になり、お店専門の画像を撮らないかということで、そのお店の系列の画像を撮ることが専門になり専業のカメラマンとなりました。

何が仕事につながるかわかりません。

特に発達障害全般にかかわるかもしれませんが、その子供が一つの大きな集団の中で歩調を合わせていくというのは、ハードルが高いかもしれません。

どちらかというと個人で行える職種。息子みたいにカメラマン、理容師美容師、整体師、車の整備士、大型車の運転手など、昔でいう手に職をつけるような職種を、その子の持っている特性や性格を活かしていく職種にを見つけるのがいいのではないかと思います。

当然個人での職種であれ多少の人間関係はでてきます。個人での仕事のなりますので、責任は自分にかかってくるぶん責任は大きいと思います。

また、決して多くのグループの中で働くことを否定してるわけではありません。

私の勤めている会社でも、障害者雇用枠で採用されている方が何人かいます。

現在は国も障害者であれ、雇用が促進されるために、民間企業に雇用の義務を発生させています。
このような制度を用いて子供さんの就職にも役に立つ制度だと思います。

個人の仕事でない分、周りの方々がフォローしてくださるぶん、個人の責任は少し軽減されていると思います。ただ当事者の意見を聞いたわけでないので、あくまでも参考にしてください。
子供の将来を考えると、40年以上自分の足で歩んでゆく道を、探さなくてはいけません。多くの情報が入手できる世の中です。一つの考え方に固執せず、多くの方々の意見や、公共機関を利用して、最善の道が子供さんたちに見つかるのことを願うばかりです。

現在も息子から近況を聞くと、なかなか課題はつきものだと思います。しかし手探りながらも、必ず何らかの方法が見つかることを、信じていきたいと思います。

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