発達障害の中でも、学習障害の子供さんをお持ちの進学と就職について、三十代息子の今までの進学、就職について書き記したいと思います。
可能なら高校進学を目指したい
学習障害ということで進学に対して消極的になってしまいます。
ほとんど字の読めない息子をみていると、進学できる高校があるのか、疑問に思うばかりでした。
そこで息子でも進学でき、学習障害の者でも受け入れてくれる学校があるのか調べました。
まずカウンセリングでお世話になっている、大学の教授から教えていただいた、2校を訪ねることにしました。
1校目は、当時、日生学園第二高等学校(現在 青山高等学校)の見学会に行きました。
大変景観が美しい場所に建てられています。
現在は、当時と違い方針が変わったようで、ネットのホームページをみると、下記の内容などが口コミで掲載されています。
当時は学校に行きたくても行けない子供たち(当時不登校の子供たちが多かったように思います。)をサポートして、全寮制で募集していました。
もう一つは、徳風高等学校です。
現在も当時の姿を維持しつつ、新しいコースで就学困難な方たちを受け入れておられるようです。
これも口コミを掲載しておきます。
なぜ高校進学にこだわったかと言いますと、
1.将来、就職にしろ専門学校にしろ高校卒というのが肩書として必要だと思い、どのような形であれ進学してほしいという思いがありました。
2.社会人として世の中に出る前に、多くの人たちと接する機会を設けるということです。学校生活は経験してほしいと思います。通信教育や、現代ならリモートでの教育もあるかもしれませんが、人と人が触れ合う、色々な人間性を持った人たちと出会ってほしいと思います。
なぜこのように言えるかというと、
1.息子が通った高校で色々な地域から来た同世代の子たちと、学校生活を送ります。自分は読み書きができなとレッテルを貼っているわけです。他のお友達と関わっていくと、学習障害ではないが、勉強が非常に苦手な子たち、中学校では不登校だったこであるとか、性格がユニークな子たち、確認はしていませんが発達障がを持っている子もいたと思います。
2.色々な同世代がいることを知って、視野が広がったようです。自分以外にも苦手なものを背負っている同級生をみて、何か精神的な不安を飛び越えたようです。
現在でもそこで出会った友達は仲がよく、それぞれ社会人として場所はバラバラですが、年に何回かは集まって楽しいひと時を送っているようです。
そういう訳で、
人の中に飛び込んでゆくことは不安もありますが、将来の社会人としての歩みの、通過地点に思っています。
これを避けて通っても、社会人として世に出る時、出くわすハードルになるからです。
ただ一つ体験した情報ですが、息子が高校を卒業して、就職の為に、自動車の整備士を目指して、高等技術専門校の門を叩きましたが、3度入試試験に落ちました。
私達は最終的にどうしたかといいますと、
経済的に余裕のある状況ではなかったので、見学に行った寮生活をしながらの高校は、2校とも諦めました。
そういって通常の公立の学校では中々対応の難しさがあると当時思っていました。他にも、通信教育や夜間の学校、また高校卒業を導いてくれる通信教育と夜間学校の中間みたいな学校も当時あったように記憶しています。
つづきは、次回へ